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年に一度の研修旅行

いかすニュース

2021.11.17(水)

【のらくらさん訪問】
長野県佐久町にある「のらくら農場」さんに、いかすのメンバーと卒業生で視察勉強会に行きました。
 
まずは、代表の萩原さんが丁寧に畑を案内してくれたあとに、夕食を交えながら交流会・勉強会をしました。
実は、代表の萩原さんは、僕の研修先である霜里農場の大先輩だったのでした。
8ヘクタールの畑で高品質はオーガニック野菜を多品目で育てていくことは、非常に難易度が高いことですが、それをチームの力を引き出しながら、経営をしている姿に感銘を受けました。
 
栄養価の高く、食味のよい農産物を計画的に、収量高く育てる農業技術、そして、なにより、多品目栽培の複雑なパズルのような経営スタイルを、スタッフ皆さんで、知恵を出しながら運営しているのに、びっくり。
何より、萩さんの温かみのある人間性に、一同感動しっぱなし。そして、スタッフの皆さんの生き生きとした姿・笑顔・雰囲気がとても素敵でした。
いやー本当にたくさんの気づきと学びを得ました。
まだまだ、できることがたくさんあるなと気づきを頂けたのと、こなしきれないたくさんの宿題を頂きました。本当にありがとうございました。
この本もオススメ のらくらさんのチームづくりの極意が書いてあります。
萩原さんの本


 
 
 
【Farm めぐるさん訪問】
信州ぷ組の経営勉強会・石綿勉強会で出会ったFarm めぐるの吉田典生さんの農場に訪問させて頂きました。
https://www.facebook.com/farm.meguru/
のりさんに、初めて出会ったのは、8年ほど前、ぷ組の経営発表会の場だったと記憶してます。当時は、新規就農2年目くらいの時で、多品目をやられていました。
あれから、8年。有機JASを取得し、品目を絞って、現在10haのオーガニック農場を運営されている。佐久有機の会という生産組合の代表もされています。
「Farm めぐるの歴史は開墾の歴史です」という、のりさんの言葉にあるように、けっして恵まれたスタートではなく、荒れた農地を開墾しながら今の面積に到達してきたその歴史にも、頭が下がりましたし、
そんなことを気負わず笑顔で語るのりさんの姿が歴戦の勇者に見えました。
いかすと面積・売上げともに倍の規模の経営をされているのと、ぼくらも湘南で卒業生や仲間たちと生産組合を立ち上げていきたいと思っているので、
「実現したい未来をすでに実現している存在にであえた喜びと、
ここまでに行くには、こういう規模が必要なんだとか、こんな効率が必要なんだなーと、課題がおぼろげながら見えてきたのと、なんだか、希望を頂きました。
のりさん・社員の皆さんも、ぷ組の石綿勉強会に参加され、池上さんの土壌診断を実践しているという点で、同じ学びのプラットフォームを共有しているお仲間でもあるので、すーっとお話がはいってきてたのと、次に取り組まなければならない経営の課題を気づかせてもらいました。
そして、ありがたいことに、効率のいい収獲風景なども実践でみさせてもらえる機会もあり、一同、自分たちの効率の悪さを痛感。今後の改善の大切なヒントを頂きました。
はるか先を行く存在に出会える有難さを感じました。
卒業生と振り返りしていて、先輩・先達の取り組みを見せて頂けることは、本当に勉強になるし、忙しくても、一年に一回は、出稽古に行こうと確認しあったのでした。
のりさん、スタッフの皆さん、本当に貴重なお時間をありがとうございました。今後ともよろしくお願いします。


 
 
【たなかゆうのう 訪問】
こんどは、長野県小諸に移動し、田中夫妻が経営する「たなかゆうのう」さんに訪問しました。
https://www.facebook.com/tanakayunou
田中英雄・佑歌さんとの出会いは、6年前2015年の8月。田中さんご夫妻も就農間もないころ。
僕らも、ちょうどいかすを創業したばかりで、レストラン事業と宅配事業を始めて数か月のころです。まだ、自分たちの畑がなかったので、美味しいオーガニック野菜をつくる農家さんを求めて、あちこちと知縁をたどって農家さん巡りをしていた時に、出会いました。
ちなみに、今は小学一年生になった白土と僕のとこの息子も連れて行ってたのですが、生まれたばっかでしたね。懐かしい。
田中さんご夫婦は、そろって理系。英雄さんは、自動車関連の技術者で、奥様は、プログラミングの仕事をされていたというお二人。
非常にロジカルに農業をとらえている姿に感銘を受けました。
あれから、6年。現在、面積も10haに広がり、メインのズッキーニの他、葉物野菜や、タマネギな、ニンジンなどの根菜類どれも非常においしいお野菜を育てています。
畑を丁寧に案内して頂いて、オーガニックエコフェスタでノミネートされた「ほうれん草」を食べさせてもらって「すげーあまーい・うまーいと一同感動」
地域で出るきのこ廃菌床や緑肥をうまく使いながら、地力を上げていき、
土壌生態系の物質循環を最大限にあげて、作物栽培をされている取り組みは興味深く、田中さんの変態的マニアックさと、田中的領域展開全開で、一同、気づくと異次元世界にいざなわれていました(笑)
丁寧な畑案内の後は、田中さんのひろーいおうちで、そろって、お昼ご飯。
畑でとってきたばかりの大根とニンジンスティック、極甘のタマネギの酢づけ、自家製みそでつくったお味噌汁 お仲間が作ってくれた田中さんのお野菜でつくったお弁当を食べながら、さらに、マニアックな農業話に花が咲きました。
ここでもまた、宇宙にいざなわれる異次元ワールドが展開するのです(笑)
僕らは、いまだにサーファーが闊歩する湘南から来ているので、長野の今の気候は、非常に寒く、体調を崩しかけていたのですが、
田中さんの美味しいお野菜とお食事を食べて、完全回復!!!
わかっていたのですが、食べ物ってすごい!!!
本物の食のすごさを身をもって感じました。
以前、聞いたインドの聖者の言葉に
「食物が心を 心が思いを 思いが行為を 行為が健康をさだめる」 という言葉がありましたが、
たった一口 口にした食べ物で、心が豊かになり、自分の想いも豊かになり、健康にもなっていく。。。。。
そんなお野菜を実直に、マニアックに育てつづけている田中さんご夫妻の取り組みに、感動して、
「農の原点というか、食って、本当に、たいせつなんだということを身をもって思い出させて頂きました」
一同、おなかも心も満たされて、一路、湘南への帰途につくのでした
田中さん 本当に歓待ありがとうございました。これからも、美味しいお野菜お待ちしています。


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