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小満/畑の二十四節気

畑日記

2022.5.21(土)

小満は、「あらゆる生命が、天地に満ち始める」という意味だそうです。
確かに、畑で見かける生き物にもバリエーションが増えてきました。
 
草むらに分け入れば、バッタがバネのように跳ね、ハクサイの外葉をめくると、五月病?のコガネムシがじっ…と隠れていたり。
どこからともなく這ってきた、カタツムリやナメクジは、お腹を空かせた小さなトカゲのご馳走です。
また、気温が上がるにつれ、目に見えない土中の微生物たちも、活性化します。
(※写真は、夕方、トマト畑への闖入者を捕らえた図。小満とはいえ、役者が豊富です)
 
栽培中のブルーベリーは紫に色づきはじめ、道端の桑の木には甘い実がぶらさがり、作業の合間のおやつには事欠きません。
木々や雑草の緑は、春に比べて色のコントラストを強め、生い茂る葉は風に吹かれて大きくなびきます。
 
この時期、若葉を吹き抜けるやや強い風のことを、「青嵐」と呼ぶそうで、その風に煽られて苗が倒れないよう、キュウリやトマトの誘引作業を進めています。
同時に、樹勢をみながら、整枝・仕立ても行うのですが、腋芽を欠くと、トマトからはトマト、キュウリからはキュウリらしい匂いが立ちます。
目で観察し、手で触り、鼻で香り、口で味わえば、あとは作物の声を聴くことができたら…なんてことを考えてしまいます。


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