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\SAS7期スクール日記・圃場実習DAY10・1月22日開催/

SAS日記

2022.1.23(日)

SASスクール日誌担当のトーイです。
 
 1/22(土)は、大寒に入り、一年で最も寒さが厳しい季節。しかしここを乗り切れば、春(立春)の気配がしてきます。
 
 本日は、個人的に楽しみにしていた、2回目のマルシェ出店!
前回は研修生は参加できなかったので、直接お客さんに野菜を販売する、初めての機会でした。
 朝の10時から駅横の広場で始まったマルシェは、大盛況!
快晴にも恵まれ、道行く多くの人が立ち止まって、さまざまな出店ブースを覗いていました。
いかすのブースにも沢山の人が訪れて、終わってみれば、生鮮野菜は無事完売し、なかには前回の出店時に買われたお客さんが、早くもリピートで購入してくださるなど嬉しいこともありました。
 
 また、実際に販売の現場に立ってみると、野菜の陳列から、ポップの見せ方、お客さんとのやりとりに至るまで、普段買う側の視点にいるとわからない、多くの気づきや反省がありました。
・声のかけ方・説明の仕方ひとつで、もう1品売れるか売れないかが決まること。
・野菜の由来・栽培方法はもちろんのこと、調理や保存の方法まで、野菜の過去・現在・未来を把握して説明できなければいけないこと。
…などなど、これからもっともっと学びの範囲を広げていかなければと感じました。
 
 初めて体験したマルシェは、生産者と消費者が直接交わる貴重な機会であり、自分たち生産者のキャラクターを含めて、文章や写真だけでは伝わりきらない、作物にまつわる情報を発信・アピールできる場でした。
また、野菜の生産とその販売という、食品の流通サイクルの両端を体験することができるのは、SASならではのことかと思います。
 
 
 一方、圃場では、白菜やブロッコリーの収穫、キャベツの畝間のQホー除草などを行いました。
畝間の除草の際の注意点として、成熟してきた野菜は、畝間の浅い部分にミネラル吸収根を伸ばしていることがあるので、ある程度成長し、雑草に負けることがなさそうならば、除草のために畝間は削らない方が良いそうです。
 
 また、講師のウッチーさんによる、園芸支柱を使った、家庭でもできる育苗床の作り方講座も開催。今でこそ育苗用にビニールハウスを建てているいかすですが、一昨年までは、ウッチーさんの自宅の軒下で育苗をしていたそうです…。
苗の管理を一手に引き受け、窓の隙間からコンセントを引いて温床を設置するなど、涙ぐましい努力が語られ、スクール生からは嘆声が漏れていました。
 
 そして今日のもう一つのメインイベントは、SAS6期のハルさんとマサヤさんの卒業発表!
 年間チケットをお持ちで、毎試合湘南ベルマーレの試合を観戦に行く程のサッカーファンであるハルさんは、SASと試合の日程が被ってしまった時もSASに来てくださり、なんと皆勤賞!
心と身体のバランスを取る上で、畑仕事・土いじりが及ぼしたご自身への好影響や、1年間で培われた人間関係の尊さを、お話してくださいました。
 もうお一方、休みなく働いていた時期に、たまたま出会ったSASに、気分の赴くままに参加されたというマサヤさんは、畑が自分と向き合う時間をとれる大切な場所であることや、共に学んだSASのメンバーの成長に感化されて、トレーナーの資格を取得するという新たな目標ができたことをお話されました。
 
年齢も性別もバラバラな、様々なルーツを持つ人が集まり、畑仕事を通して何かを発見して、また各々の場所へと進んでいくSASは、いかすの畑の生き物と同じくらい、多様性に富んだ場所だなと感じました。
 
以上、1/22(土)のSASスクール日誌でした。


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