iCas

iCas

\SAS5期スクール日記・圃場実習DAY10・2月20日開催/

SAS日記

2021.2.22(月)

圃場実習10日目。
天気は快晴。季節は「雨水」へと移り変わりました。

 

ここから徐々に生き物たちの動きが盛んになり、それに併せて、畑では春夏野菜に向けて様々な作物の植え付けをしたり、育苗する季節へと変わっていきます。

 

この日の作業内容は、「ジャガイモの種切りと定植」「ミニ白菜の定植」。

 

今回は「ジャガイモの種切りと定植」をレポートします!

 

 

『ジャガイモの種切り』

 

種切りをするジャガイモは、去年12月のSASで収穫したもので、植え付けの1ヶ月ほど前から「浴光育芽」を行いました。

 

日中に光が当たる事でジャガイモは芽を出そうとしますが、20℃以下の環境に置くことで芽が伸びることが出来ず、これによりイモが緑化していきます。

 

こうして発芽ストレスをかけることで強い芽が出てきて、病気の抵抗性が増し、生育促進が図れます。

 

浴光育芽させた種イモを、50g前後の大きさになるように切ります。

 

「ストロン」と呼ばれるイモのおへそ部分の対角線側に芽が集中しているので、切る際には芽の数がどちらかに偏らないように気を付けます。

 

切った後は、腐敗防止のために草木灰とシリカを混合したものを切り口につけて、乾燥させます。

 

 

 

 

『ジャガイモの定植』

 

今回行う定植方法は、黒マルチを貼り定植穴を深さ10cm程度に開けて、そこに種イモを逆さに植えます。

 

黒マルチをすることで地表の保温効果とイモの緑化を防ぎます。
緑化防止により土寄せをする手間が省ける上、土の表面にイモが育つので収穫の際に土を深く掘る手間も省けます。

 

また、種イモの芽が下になるように植えることで(逆さ植え)、下から這い上がるように強い芽だけが伸びるので、芽かきをする手間が省けます。

 

このように、作物の特性を活かしつつ作業の効率化を同時に考えるのは、農業の楽しさの一つだなぁと感じました。

 

 

そして、今回でSAS4期生の皆さんは1年間の圃場実習が終了となります。

 

お昼休憩では、4期生の方達から一言ずつ、SASでの学びや今後の生き方についてお話がありました。

 

それぞれ様々な経緯や思いからSASで学び、そして、それぞれがこれからにどう活かしていくのかをお話しされていました。

 

自分自身も、研修期間は残り3ヶ月程。

 

5期生の皆さんや他の研修生と共に、引き続き学びを深めていきます!!

 

 

by みやっち

 

 


“be organic.”な世界、
共に創りましょう。

未来の地球と
子どもたちのために。

お問い合わせ