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秋分

畑日記

2022.9.23(金)

朝晩の気温はグッと下がり、空は高く、少し空気が乾燥し、どこからともなく金木犀の香りが漂い始め、畑で夏の名残をとどめるのは、日中の気温と、枯れがれの果菜類にそれを支えるアーチ支柱(片付けが後回しになりがち)など、数えるほど。
脇に咲く彼岸花や、斜めに垂れたススキの穂に、秋を感じます。
 
 
畑にはチラチラと、早くもモンシロチョウの姿が。
彼らは決まって、ハクサイやキャベツなどの、アブラナ科の野菜に卵をつけて、葉を食べながら成長するため、その可憐な姿に見とれているわけにもいかず、播種をしたらすぐに防虫ネットを張ります。
その防虫ネットも、気温の低下に合わせて、「サンサンネット」から、保温性の高い「パオパオ」へと交代します。
 
 
育苗ハウスでは、先日スクールで播いた、ノラボウナとレタスの種が無事発芽し、畑に植えられるのを待っています。
(苗の置き場に困っていた夏場に比べると、苗が少ない端境期の育苗ハウスには一抹の寂しさがあります…)
 
 
タマネギやダイコンなど、地下で太る野菜(根菜類)が増えるのが秋冬野菜の特徴ですが、虫が冬に地中に潜ったり、熊が冬眠するように、野菜も、環境に合わせて暮らし方を変えてきた生き物なんだなと、人生ならぬ「野菜生」を想像したりしています。
 
(※写真は、収穫の始まったコマツナ。瑞々しさが伝わるでしょうか!?)


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