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\SAS8期スクール日記・圃場実習DAY9・7月23日開催/

SAS日記

2022.7.25(月)

SASスクール日誌担当のSAS8期の稔です。
7月23日は二十四節気では「大暑」にあたり、快晴が続き、気温が上がり続けるころで大寒の対極となります。
七十二候(二十四節気を3分割したもの)では「桐始結花(きりはじめてはなをむすぶ)」となり、桐の花が咲き、卵型の堅い実がなりはじめる季節です。連日の猛暑ではありますが、昼間の農作業などでは暑さ対策と小まめな休憩・水分補給を心がけて行きたいですね。この暑さで僕は空調服が気になっています。
 
今回のSASでは講師は岩崎さん(通称:がんちゃん)が担当し、体操はSAS生のタケオさんに行って頂きました。タケオさんはお仕事で体操・ストレッチをされているそうで、体操後は自分の体がとても軽く感じたのが印象的でした。
その後、トマトの収穫・マイカー線つる抑え・追肥を行いました。
 

 
トマトの追肥については、「実を取る事もシンクを減らすので追肥効果がある」「病気・栄養不足はまず実を取り、それでも回復しなければ追肥」「9月いっぱいまでは収穫したいのでもう少し元気にして2から3週間に一回追肥をする」と岩崎さんに説明をしてもらいました。
 

 
いかすでは健やかファーム(窒素:リン:カリ 2.3 : 2.3 :1.3)と言う肥料を、トマトの追肥では反当り100㎏施用しています。健やかファームは、スーパー等の青果物・食品残渣と内城菌と言う微生物を組み合わせて作った有機肥料です。内城菌を微生物資材として製造されている(有)新東物産という会社の方が仰るには、この菌はEM菌の元祖でもあり、EMの開発者比嘉教授も内城菌との出会いが始まりだった、寒冷地にはEMより内城菌が合っている、との話も在るようです。内城菌はバチルス属(納豆菌等)を主体とした計46属の土壌菌群の集合体で、北海道から沖縄まで気象や土壌条件にあまり左右されず効果を発揮するそうです。その土地の糸状菌・放線菌・細菌等・光合成細菌等を活性化させる様です。その一例として、光合成細菌は納豆菌(特に堆肥等によく居るバチルスメガテリウムと言う菌)と共生すると窒素固定力が何倍にもなります。(現代農業2016年8月P98)
個人的な話になってしましますが、微生物は安価に培養できる点、微生物同士の組み合わせで単体より効果が高まる点、様々な効果を発揮する点などが僕は非常に可能性を感じています。人の目では見えないけれど確かに存在し、変化をもたらしてくれる微生物たち。環境を再生して行くこれからの農業のためにも重要な役割を果たしてくれると思っています。微生物と緑肥等を組み合わせて農薬や肥料の役割を担ってもらう農業が面白いと感じています。
 

 
トマトの作業の後、ブルーベリーの収穫、かぼちゃの収穫、ホーリーバジル収穫販売しましたが、特にかぼちゃは豊作で約80ケース!を皆さんで収穫して頂きました。本日も猛暑の中、ありがとうございました。
 

 


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