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\SAS5期スクール日記・圃場実習 DAY3・10月3日開催/

SAS日記

2020.10.10(土)

圃場実習Day3です。
今日は秋晴れ!少し汗ばむくらいのいいお天気でした!

 

さて、今日も、みやっち&MaiちゃんによるSASレポート、ご覧ください!

 

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10/3 Sat. 晴れ

 

今日は晴れましたが、季節は秋なのに夏のような汗ばむ天気でした。久しぶりの暑さに体がついていくか心配でしたが無事1日を終えることができました!

 

◇実習内容◇
①果菜類の片付け
②レタス、キャベツ、ブロッコリーの定植

 

今回私は定植班だったのでそちらを振り返っていきます。

 

◇定植◇
Step.1
黒マルチが貼ってる畝なので、まずは定植するための穴をポンチローラーという農機具で開けていきます。
30センチ間隔に刃を設定し、歩いてローラーを転がしていきます。足元を見ると、真っ直ぐに進めなくなるので最終ゴールを目印にして進むここで真っ直ぐ進む事ができます。

 

Step.2
セルトレーから苗を取り出します。
セルトレーの後ろを少し揉みほぐすようにしてあげると苗が出てきます。
あまり強く揉むとトレーが壊れてしまい再利用できなくなるので優しい力で。
スーパーセル化してるものはしっかりと鉢の中で根が回っているので取り出しやすいのですが、
苗自体が弱いとうまく根が張れず取り出しにくくなります。丈夫な苗の判断基準として、根がどんな状態になったのか観察すると良いと思いました!

 

Step.3
取り出した苗を畑に植え付ける作業です。
マルチに穴が空いてる箇所に植え付けますが、まずは指で畑に穴を開けていきます。
苗を穴に入れたら、畑と苗の土がしっかり活着するように畑の土で上下左右と苗を植え込んでいきます。
最後にマルチの穴を塞ぐのに土をかぶせていきます。
マルチの中の温度がその時違うため、穴から流れ出てきた温風で葉の水分が蒸散し枯れてしまうのを防ぐためです。

 

Step.4
最後に飛来する虫を防除するため、ネットをかけて終了になります。

 

 

最後にこの日一番印象に残ったことをピックアップしてシェアしたいと思います。
うっちーさんの種取りとアースケアテイカーとは?の話がとても深くて考えさせられる内容でした。

 

植物はその場の環境と共生しながら学び成長するそうで、遺伝子を含めたもの全てが最後に種となって次へ繋いでいきまた繰り返していきます。

 

農業、アースケアテイカーに置き換えると

 

昔は邪魔なものを排除し、殺していくような環境があり今現在深刻な環境問題へと繋がっていきました。

 

最近は、邪魔なものは排除せずうまく活用し共生する手法が増えてきています。

 

未来に何が残せるか、残したいのか、私たちだけが良い思いをするのではなくて未来のことまで考えて今の私たちが暮らしている環境より、良い環境になるためのバトンを渡したいと思いました!

 

人生をより豊かに生きるためのヒントを見つけた気がしてワクワクした、そんな内容でした(*^ω^*)

 

 

まい

 

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10月になりましたが、この日の天気は夏をまだ感じさせる様な、さっぱりとした気持ちの良い快晴となりました。

 

圃場での実習内容は「果菜類(きゅうり)の片付け」と「レタス、キャベツの定植」。

 

夏野菜に別れを告げて、9月に引き続き秋冬野菜の準備をします。

 

今回は果菜類の片付け班に加わり、きゅうりに使用した支柱の解体作業をしました!

 

 

初めに、きゅうりの株元を事前に鎌で切ってきゅうりを枯らせた状態にしておき、ネットに巻き付いた残渣や雑草を取り除く。

 

ネットを這わす際に使用したマイカ線(黒いハウスバンド)をカーテンレールの様に利用して、ネットを回収していく。

 

使用したマイカ線は再利用する為、細長い棒(ペグ)に八の字状に絡ませて巻き取っていく。
上手く巻き取れると、綺麗な繭状になります。

 

この作業は慣れないと結構難しいのですが、スクール生の皆さんは器用に上手く巻き取っていました(^^)

 

アーチ支柱を支えていた筋交、横支柱、天井支柱を取り外し、最後にアーチ支柱を抜いてパーツ毎に纏め、トラックへ積み込み作業は完了!

 

 

作業後は、畝に貼っていたビニールマルチを剥ぎ、中の土を確認。

 

土づくりをした(有機物を入れた)状態でマルチを貼ると、マルチの下で団粒構造が進み、コロコロとした大きな耐水性団粒となって、保水性、排水性の優れた土になります。

 

その土の状態を、目で見たり、臭いを嗅いだり、手で触れてみる。

 

こうして畑を介して五感を磨いていくのも、重要な農業技術の一つだと改めて実感しました。

 

お昼時の質問タイムでは様々な質問が飛び交いましたが、その中でも「作物に関わる為の土台づくりをするのが第一である」という言葉が印象に残りました。

 

「〇〇という肥料や微生物が良い」「〇〇の時期に〇〇の野菜を植えると良く育つ」などの様々な見解や根拠があっても、土台がしっかりしていなければ元気に育ちません。

 

『作物が健全に育つのに好ましい環境(土台)を第一に整えてから、細かなエネルギーを考えていく。』

 

SASや研修を通して知識や技術を増やしていきながらも、こうした基礎となる考えを常に意識する事が大切だと感じました。

 

次回の圃場実習は、少し間を開けての開催になります。

 

変化していく畑の景色を楽しみながら、引き続きスクール生の皆さんと共に学べるのを楽しみにしています!!

 

 

byみやっち


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