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立夏/畑の二十四節気

畑日記

2022.5.5(木)

ヒメジョオンや、シロツメクサの白い花の間に、隠れるように、赤い野イチゴが覗くこの季節。
 
半袖で過ごせる陽気となり、薄着で油断していると、18時までの昼のような明るさの後に急な夜が来て、意外な寒暖差にあてられます。
さらには、梅雨の走りが来てからの低調な天気に、自分も含め、体調を崩す人がチラホラ…。
また、平年よりも多い雨量に、畑もダメージを受けています。
 
エンドウにはうどん粉病、タマネギにはべと病が出始め、収穫期が想定よりも短くなりそうです。
また、植え付けたばかりのトマトは、雨に弱い為ハウスで育てるのが一般的ですが、いかすでは路地で栽培しているため、「明渠」と呼ぶ排水溝を掘るなど、さまざまな対策をこらしているところです。
 
早々、ネガティブな話になりましたが、世間はゴールデンウィークのこの時期、畑ではゴールデン「定植・播種」ウィークが到来。
トマト、キュウリ、ナス、ピーマンの定植をしたら、ゴーヤ、インゲンの播種が続き、さらにツルムラサキ、クウシンサイと来て、アオジソ、ホーリーバジルを挟んだら、またトマト、キュウリの播種と…苗が入れ替わり立ち替わり目がまわるほど。
 
暖かくなり、日に日に生長スピードをあげる作物が、見る度に新鮮な一方、あらかじめ立てていた作業の予定も、天候によって大きく左右されたりと、農業の醍醐味と難しさを、同時に味わっています。
 
果菜類の苗が、夏にきらきらした大きな実をつけてくれるよう、期待と祈り(少し大仰でしょうか)をこめて、作業に励みたいと思います。


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