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野菜物語/にんじん・ニンジン・人参

野菜の物語

2014.10.3(金)

にんじん(ニンジン・人参)は、セリ科ニンジン属 (英)carrot

ニンジンの原産は中東のアフガニスタンと言われています。そこからヨーロッパに渡った西洋系とアジアに伝わった東洋系に分かれました。今、日本で栽培されているのは、西洋系の五寸人参や東洋系の金時人参です。

主には、根を食べ、緑黄色野菜として知られていますが、実は、にんじんの葉も、おいしいうえに、栄養価も高いのです。にんじん菜として売られていることもあります。

にんじんは、北海道、千葉がかなり多く生産しています。その2つの県で全国の約半分を生産しています。

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にんじん(ニンジン・人参)の旬は?

人参は秋から冬が旬になります。ただ、スーパーでは一年中みますよね。五寸人参は、比較的、通年産地をかえて出すことができるので、そうなっています。

ただ、栄養成分や甘み、という意味では何と言っても、冬の人参です。
ちなみに、金時人参は、お正月のおせち料理がメインで、11月~2月くらいに出荷も集中しています。

にんじん(ニンジン・人参)の保存方法

葉と根が一緒になっているにんじんは、まず、切り落として別々に保存します。
葉の部分は、冷蔵庫にいれて保存しますが、出来るだけ早く食べるのがよいです。
また、根の部分は、乾燥しないように新聞紙などにくるんで、冷蔵庫にいれておくのがよいです。寒い時期は、新聞紙に包んで、冷暗所においておくだけでも問題ありません。

にんじん(ニンジン・人参)の豆知識

みなさん、よくご存知かもしれませんが、人参には、カロチン(カロテン)が多く含まれています。カロチンは、抗発がん作用があるといわれています。
また、金時人参の赤い色は、トマトでおなじみのリコピンなんです。リコピンには活性酸素を減らす働きがあるので、こちらも、栄養満点!

また、京野菜の「京人参」というのは、金時人参のことです。赤くてかわいい人参です。

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にんじん(ニンジン・人参)の使い方と料理

◇人参をある程度の塊で、茹でたり、煮込む場合は、水にいれて、沸騰させながら、茹でたり、煮込んだりします。これは、沸騰している水に入れると、表面部分と芯の部分で火の通る時間に差が出てしまうため、煮崩れを起こしやすくなってしまうためです。もちろん、どろどろになるくらい煮込む場合は気にしなくて大丈夫です。
◇スライスした人参に火を通す場合は、一気に通したほうが良いので、沸騰している水にさっと通すのが良いです。
◇生のまま、ジュース、焼き物、炒め物、和え物なんでも使えるのが人参。油との相性もバッチリです。

  


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