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ケーススタディ・いかす出縄圃場「はたけまるごと菌床化」②

畑まるごと菌床化の2回目です。
1回目の記事はこちらからお読みいただけます。

 

ソルゴーの播種と生育

チップと堆肥をまいて畑を発酵処理した後、夏緑肥のソルゴーを播種していきます。

*ソルゴーは「つちたろう」という品種。
各種センチュウを減らす効果があり、大きくなっても出穂しないのでかなり大きくしてすきこむことができます。
今回も2.5m~3mの草丈に延ばしてすきこんでいきます。

 


*生育の途中 1メートル

 


*すきこみまじか2メートルをはるかにこえています

 

ソルゴーの粉砕と1回目の耕起


*ハンマーナイフモアで細かくソルゴーを粉砕していきます。

 


*残渣は第二関節くらいまでの厚みがあります。5センチ以上です。

 


*一回目の耕起では、表層から7~10㎝を目指してすきこみます。

 

さすがに残渣が5㎝あるので、10㎝でも土にあえるような感じになります。
表層に残渣を集積させて好気性の菌によって分解の促進をします。

 

ソルゴーを相当大きくしますので、炭素率C/Nの調整のため、堆肥でもよいし、ぼかしや米ぬかのようなものを散布すると発酵がスムーズに進みます。

 

2回目の耕起

2週間後、2回目の耕起にはいります。
表層で発酵させていたソルゴーを作土15㎝全体に広げていきます。
微生物の拡大培養のイメージですね。

 

3回目の耕起

11月に入り、もう一度耕起して、玉ねぎ用の黒マルチをはっておきました。
作付するよりも10日〜2週間早くはっておくと、未熟有機物の分解が促進して、微生物層が落ち着くので良いと思います。

 

苗の植え付け

適切な大きさの苗を植え付けていきます。

タマネギに関しては、初年度は4t/10a。
初年度は苗づくりを失敗したため収量が低くなりました。

玉ねぎ収穫後にソルゴーを作付けて、翌年も同じく玉ねぎを植え付け連作をしたところ、6t/10aの収量をあげることができました。これは北海道の平均収量5tをうわまる結果となっています。

 

太陽熱マルチについて


*太陽熱マルチ処理の様子

太陽熱マルチ処理をかけると、土壌の団粒化、有機物の分解促進からの養分化が促進されます。また、土壌病害虫の防除、雑草防除にも役立ちます。

ソルゴーやえん麦をすきこんだ後、その後に作る作物によっては、太陽熱マルチ処理をかけると良い場合があります。

タマネギはやりませんでしたが、ニンジンや秋冬野菜の前に太陽熱マルチ処理を行うのも有用技術だと思います。