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\SAS7期スクール日記・圃場実習DAY7・12月4日開催/

SAS日記

2021.12.5(日)

SAS7期、スクール日誌担当のトーイです。
12/4(土)の圃場日誌です。
 
まもなく、二十四節気では、大雪(たいせつ)に入りますが、まだ雪の気配はなく、突き抜けた冬空から注ぐ紫外線が肌に刺さります。
講師のウッチーさんを始め、この時期の締まった空気の肌触りが好きな方も多いようです。
 
本日の実習では、平塚市の各所に点在する、いかす農園の圃場を車で行き来しながら、午前中にジャガイモ、午後はニンジンの収穫を行いました。
 
作業前の瞑想&観察タイムにて、キャベツや白菜の葉割れや、病害虫被害を見つけたスクール生のMさん。ウッチーさんによれば、原因としてカリウム不足やホウ素欠乏があげられ、チッ素は過不足のない必要十分量を目指すことで、病害虫被害を抑えられるとのこと。
また、ホウ素の補充には、ミネラル肥料の「ケルプペレット」を薄く撒くのが有効だそうです(微量で充分効くので撒き過ぎには注意が必要です)。
 
 
■「ジャガイモの収穫」
 ジャガイモは、里芋などと違い耐寒性があるため、秋植えができ、気温がグッと下がるこの時期でも収穫ができます。
 今回収穫する品種は、キタアカリ、アンデスレッド、レッドムーンの3種。
アンデスレッドとレッドムーンは、普段あまり目にしない、サツマイモのような紅色をしたジャガイモです。
 仕事納めの繁忙期にあたるため、ジャガイモにかける時間の節約として、芽欠き作業を省くための、種イモの逆さ植え(頂芽を下に向けて植える)や、防草と地温抑制目的の銀黒マルチを張り、高畝を立てず土寄せもしない、などの省エネ農法だったためか、大きいサイズの収量は伸びませんでしたが、浅畝からはゴロゴロと面白い程簡単にたくさんのジャガイモが掘れました。
 掘れたジャガイモは、大きさや傷の有無によって、出荷用と次期種イモ用、自家用に振り分けていきます。
サイズが大き過ぎては逆に売りづらかったり、中心空洞が発生してしまうなどのデメリットもあるため、ここでもバランスが求められます。
 また、スクール生のHさんからは、ジャガイモの葉が霜で萎れて倒れているが、茎はまだ青々としているため、収穫適期はもう少し後になるのかと質問がありましたが、葉が萎れていると、これ以上光合成ができないため、今が収穫適期にあたるとのことでした。
 カゴに積んだジャガイモは、育苗ハウスにて、寒冷紗をかけて保存します。
 

 
 お昼休憩では、将来就農を考えているスクール生から、専業農家の生活や金銭面に関して、シビアな質問が飛びました。
 代表のタカシさんや、ウッチーさんからは、「各人それぞれのやり方次第であり、ピンキリではあるが、経営が軌道に乗るまでの期間は、相応の作業量が必要なのが農業であり、軌道に乗ったからといって、自然環境に大きく左右される業態である以上(有機であれば尚更)、決まったルーティンワークでは対応できず、休みがとれないこともしばしばである」旨が説明されました。
 「食」という、生活の根幹に関わる業種の、なかでも有機というよりシンプルな、自然に近い方法を選んだ者にとっては、畑に居ること自体や、人との繋がりなど、他にも多様な種類の豊かさを発見し、感受できるアンテナを張っておくことが、仕事を続けていく上で必要になるのかもしれません。
 
 
■「ニンジンの収穫」
 午後は、また畑を移動して、ニンジンの収穫を行いました。
 品種は、株間を広くとることができ、間引き作業を減らすことができる「ベータリッチ」。
 両手で一気にニンジンの葉を掴んで、どんどん引っこ抜き、畝に並べていきます。大量のニンジンが整然と並んでいるのはなかなか壮観です。
 抜き終わったら、地面に並べたものから、「押し切り包丁」を使って葉を落とします。
その後、ジャガイモと同様、出荷用と自家用に分けていくのですが、その際、適当な木の棒を折って作った、採寸のための定規代わりの通称「ばか棒」を各自持って、効率よく進めていきます。
 結局、40メートルはあろうかという畝を2畝収穫しきって、トータルで230キロほどのニンジンがとれました。
 また、3日前の80mmの大雨で、水分を吸い過ぎて破裂してしまった株が多数ありましたが、それも食べてみるととてもジューシーで、味ボケもそこまで感じられず、美味しかったです(しかし残念ながら当然商品にはならず、畑にすき込まれます)。
 
 以上で作業は終わり、帰り際、収穫の日は自家用になったとれたての野菜を頂けるので、皆さん我先にと喜び勇んで野菜を確保していました。
個人的には、沢山の野菜が貰えることはとても嬉しい反面、賢く消費しないと余ってしまうので、料理や保存のスキルもあげないといけないと痛感しています…。
 
以上、12/4(土)のスクール日誌でした。


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