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有機野菜は美味しいのか?

前回、「美味しさ」について書いてみました。
美味しさは、主観だけじゃなくて、絶対的な基準もあるんじゃないか?っていう話でした。

そんなところからの「有機野菜は美味しいのか?」ということを考えてみたいと思います。

 

 
まず、有機野菜って美味しい?っていう話を周りに聴いてみたことがあるんです。
正直にいって、美味しいのほうが、まずいよりも少し多いくらいでした。
 
そもそも、有機野菜は美味しくなりえる要素がいくつかあります。
(1)旬の野菜が多いこと
これは、有機農業を営む生産者が「旬」の野菜を扱うことが多いからです。
生産現場で、「旬」以上に美味しさを求めるのはなかなか大変です。
「旬」は素晴らしい技術なんです。
 
(2)新鮮な野菜が多いこと
有機農業の生産者は、スーパーであれ、個人であれ、顧客にダイレクトに野菜を送っていることが多いです。
つまり、生産者から市場にいって、、、というルートをたどらないので、早く台所に来ていることが多いんです。
 
(3)土の多様性が高いこと
化成肥料を使うよりも、有機物を土に入れる時点で、基本的には、土の多様性が増します。
有機物を分解するために、微生物たちが集まってきます。
そして、農薬や除草剤を使わないので、より土の微生物は豊かになります。
土の微生物が豊かになると、土の中でのいろいろなサイクルが活発になります。
 
 
一方で、いわゆる慣行農業(化成肥料・農薬使用の農業)のお野菜でももちろん、美味しい野菜はあります。
(1)品種改良
今の好みに合わせて、どんどん品種改良されています。
これによって、口に入ったときの美味しさはかなり実現できるんです。
 
(2)本当に上手な農家さんもたくさんいる
これは、結構重要なことなのですが、いわゆる、篤農家といわれる方々は全国津々浦々にいます。
そして、多くの篤農家さんは、化成肥料と有機肥料や緑肥をあわせて使っていることが多いです。
昔ながらの知恵なんです。
そうすることで、土の多様性が高まるわけです。
 
 
で、「有機野菜って美味しいか?」の質問で、美味しいが少ししか多くなかった話に戻します。
これはなぜか?
 
有機野菜は価格が高いし、美味しいはず。という大いなる前提があるんじゃないかと思います。
でも、実際、あれれ??という有機野菜は多い。
 
旬の野菜だし、新鮮だし、それなりに美味しいのですが、結局、「肥料」で育っている有機野菜がほとんどです。
なので、ちょっと過剰気味なチッソ由来の「苦み・エグミ」がある場合が多い。
こういう畑では多くの場合、無農薬で虫はついていないけれども、かなりの労力を「虫との闘い」に費やされることになります。虫はその「苦み・エグミ」が大好きなので。
 
これがほとんどの有機野菜なんです。
一方で、「土の多様性」による美味しさは、実際にあります。
糖度が高くなることもよくあります。
でも、そこには、「苦み・エグミ」も共存していることが多いんです。
そして、「苦み・エグミ」にほとんどの人が慣れてしまっている! 
 
結局、この「苦み・エグミ」が解決されちゃうと、みーんな嬉しいはずなんです。
食べる人は、美味しくなって嬉しい!
作る人は、虫との縁が切れるので嬉しい!
いうことなしですね。
 
こういう野菜が増えていきます。
ご一緒しましょう。
 
 
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