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たんじゅん交流会(神奈川2日目)

9月19日

本日、林さんのたんじゅん神奈川訪問2日目、今日は2箇所を見学しての交流会

一箇所目は、牧野さん。市民農園でのたんじゅんの実践者です。

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主に、有機農業でやっている市民農園の中で、主にチップを使ったたんじゅんを実践。

自給自足のまめのたくさんの作物が植えてあった。

通路に当たるところに炭素資材をつめて、畝には、チップや廃菌床をまぜるという家庭菜園のオーソドックススタイル。いわゆる肥料や堆肥を使わずに育てられている現状をみて、まわりの有機農業での家庭菜園実践者からも注目されているそうです。

ぶどうや果樹も植えて、どんどん豊かな家庭菜園を広げている。

ナスなどは、まだ、小ぶりの育ち方であるが、継続的に実践を続けていけば、あと1から2年くらいでかなり、良いものが期待できるのではないかと感じた。

 

また、何度も繰り返し、林さんがいっていたのが、基本、森の落ち葉が落ちるように、畑でも秋に炭素資材を混ぜるのが基本、ある程度できてきたら、一年に一回でいい。また、完全に土壌の生態系ができあがったら、逆に入れすぎは、害になる。ブラジルでの実践例では、4年、廃菌床を入れ続けてた後は、次の4年は何もいれずにできているということでした。土壌の生態系を家に例えて、家が建ってしまえば、もう入れる必要はない。家がしっかりとたつまでは、基礎を整え、柱をたてというようにしっかりと資材を投入する。たってしまった後は、余計なものはいれない。

 

家の例えは、とても分かりやすかった。

 

2箇所目は、三澤さんの田んぼと畑

はじめに、三澤さんの冬水田んぼによるたんじゅんの実践例を見せてもらった。植えてある品種は、福岡正信さんのハッピーヒルと赤米、黒米などの品種。合わせて、8品種くらい1反くらいの田んぼに植わっていた。

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昨年、脱穀した否わらを細かくして、田んぼにばらまき(すきこまない)、深水管理をするために、波板を設置する工事を2月までやっていた。2月になってから、田んぼにみずを張り冬水田んぼとして利用。その後、不耕起のまま、1本植えで定植。

 

生育状況は、1本上にも関わらず、ぶんけつは、20本以上。一つ一つの株ががっしりとしていて、たくましい稲だ。

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林さんと城さんの観察によると、水がずっとにごっている。基本、たんじゅんの田んぼでは、サヤミドロが発生して、水は、澄み渡って飲みたくなるような水をしている。発酵した田んぼだとそういう状況が起こるのが基本だという。そして、土より下の部分は多様化するが、土より植えの生態系は単一化するそうだ。つまりは、稲以外の生物はほとんどいなくなる。虫もザリガニもなにもかもほとんどいなくなるそうだ。

三澤さんの田んぼでは、かなりの数のザリガニなども観察できたことから、やはり、2月中旬の遅くに水を張ったせいで、稲の分解が冬の間にすすまず、軽い腐敗を起こしたのだろうということでした。

 

来年の対策としては、収穫後、なるだけ早くわらをすきこんで、わらの分解を進めつつ、水を張っていくといいだろうということでした。

 

稲の観察が終った後は、三澤さんの畑に移動。この畑、たんじゅんをやる前は、客土された粘土のような山土でガチガチの畑。全然改良されて無い畑を見せてもらったら、確かにコンクリートのような畑で指も入らないような畑でした。

 

その畑が、今では、ふかふか。まるで火山灰由来による黒ボク土のようなやわらかさ。棒も簡単に1.5メートルささってしまった。

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改良の仕方としては、大体1.5メートルくらいの間隔の畝間をトレンチャーで1メートルくらい堀りあげ、そこに炭素資材をいれていくというもの。下には、たけなどの荒いものをいれ、残りには、少しあらめのチップなどをつめる。

 

そうすることにより、今までガチガチで空気が入りづらかった土に空気が入り、微生物が育つための条件が整う。また、水はけもよくなるので、滞水により、微生物が腐敗の方向にずれることもなく、発酵状態で管理できるということ。

 

また、今までの農業ではありえない技術ではあるが、1メートルもの深さにいれた炭素資材が微生物により発酵をはじめると、周りの土もふかふかになってきて、コンクリートのような土が今では、ふかふかの土に変わってしまった。

 

ただ、ここに来て問題もおきてきたという。

今年は、作物の出来がいまいち良くないという。

 

林さんがこんな解説を始めた。

きれい過ぎるところは、一旦、汚すことも必要。どういうことかというと、きれい過ぎるというのは、微生物の種類が少ないということらしい。種類を増やす種を入れる必要がある。そのためには、牛糞堆肥などを使うか、少量の慣行農法を実践する農家の土などをもってきて、はたけにまくと良いということでした。一旦、発酵菌も腐敗菌や病原菌もほしい。多様性の種をいえれてから、発酵をかけていく。

 

現在の植物ができるまで、バクテリアから始まって様々な変化や進化を繰り返してきた、その過程を畑の中で再度作り出すことによって地球の生命が通ってきた歴史的な進化の過程を再構築していくことが大切ということでした。

下が多様化すると、それに反比例して、上は単一化していく流れになってくるということでした。

そういう観察というか、仮説を立てて畑を組み建てていくのだなーと参考になりました。

 

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上は、新しく借りたガチガチの畑に溝を掘り炭素資材で改良をはじめる畑。手で触ると硬すぎて土を砕くのもやっとだ。

その後は、質疑応答など含めた座学を公民館で行ってこの日は終了。