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野菜の物語/モロヘイヤ

野菜の物語

2014.10.2(木)

モロヘイヤ シナノキ科ツナソ属 (英)Mloukhia

モロヘイヤは古くからエジプトで栽培されている野菜です。カロテン、ビタミン類、カルシウムが豊富に含まれています。
高温を好む為、気温が高くなってから栽培します。
また、低温には弱く、秋には生育が弱くなります。葉は食用としますが、種には毒性がある為、口に入れては危険です。

1980年代に飯森嘉助氏らが「全国モロヘイヤ普及協会」を設立し、栽培方法から料理に至るまで指導や紹介に尽力され、
現在では一般のスーパーでツルムラサキなどと同じように普通に並べて売られるようにまでなりました。
特に機能性が非常に高く、しかも青菜類が乏しい夏場に収穫できると言うこともあって一気に広まったようです。
「モロヘイヤ」という呼び名は、国内で流通させるに当たり、飯森嘉助氏らが色々と検討された末、エジプトで呼ばれている発音を元に決められたそうです。
そのエジプトでの呼び名となっている「モロヘイヤ」にはアラビア語の「王家の野菜」という意味があるそうです。由来は、古代エジプトにおいて、重い病の王様がモロヘイヤのスープを飲んで治ったからという説や、王族以外には食べる事が禁じられていた野菜であったなどと言う説があるそうです。

畑のモロヘイヤ

◆モロヘイヤの旬は?

モロヘイヤは暑い地域が原産の草木なので、国内では夏が成長期で収穫時期にあたります。
食べ頃の旬は、一般的にホウレンソウやコマツナなどの青菜類が不足しがちな6月頃から9月頃までとなります。

◆モロヘイヤの特徴は?

モロヘイヤは若い葉や茎を食用とします。葉の形は一般的な木の葉型ですが、付け根の両側に赤く細いひげが一本ずつ伸びていて、これで他の草木と見分けることができます。
ムチンを沢山含んでおり、加熱するとオクラと同じようなぬめりがでてきます。更に細かく包丁で叩くとどろどろのトロロ状になります。
※調理する際の注意!!
ゆでてアク抜きをして、お浸しや和え物等にします。
ただし茹で過ぎるとぬめりが強まる他、ビタミンCも熱によって破壊されてしまうので、さっとゆでる程度にしましょう。

moroheiya料理

◆モロヘイヤの食べ方は?

・お浸しや和え物
さっと下茹でしたものをお浸しや和え物でいただきます。シンプルにカツオ節とポン酢でも美味しいです。
・細かく叩いてとろろに
さっと下茹でしたものを包丁で細かく叩いてとろろ状にし、これを豆腐や納豆など色々なものに絡めて食べます。ネバネバ好きには最高です。
・中東や北アフリカでは肉類の煮込み料理に
中東や北アフリカでは、羊や鶏肉などの煮込み料理に、モロヘイヤを刻んで加えることが多いようです。